生成される予測できない数列の要素を乱数と呼びます。Processingではrandom()関数を使って乱数を擬似的に生成することができます。
ランダムな線の描画
random()関数は呼び出すたびに異なる数値を返します。パラメータで値の上限あるいは値の範囲を指定することができます。たとえばrandom(10)とすると、0以上、10未満の乱数が生成されます。生成される数値は浮動小数点になるため、変数は float型を使います。
それでは、乱数を使って線を描画してみましょう。線の配色も乱数で生成しています。
void setup(){
size(400, 400);
background(255);
}
void draw(){
for(int i = 0; i < 100; i++){
stroke(random(255), random(255), random(255));
line(random(width), random(height), random(width), random(height));
}
}
ランダムな円の描画
次に円を乱数を使って描画してみましょう。
float speed = 5;
float x = 200;
float y = 200;
void setup(){
size(400, 400);
background(255);
}
void draw(){
x += random(-speed, speed);
y += random(-speed, speed);
noStroke();
fill(random(255), random(255), random(255));
ellipse(x, y, 100, 100);
}
課題:画像(PNGやJPEG)を移動や、乱数の生成を使って変化させる作品を作成してみましょう。