ミリ秒
Processingでは時間の経過をプログラムで扱うことができます。まずはじめにmillis()関数を使ってみましょう。millis()関数はプログラムが起動してからの経過時間をカウントしています。単位はミリ秒(千分の1秒)です。(1000ミリ秒で1秒)
それでは以下のコードを記述してみましょう。
void setup(){
size(400,400);
}
void draw(){
background(255);
int timer = millis();
translate(200,200);
rotate(timer/1000.0);
line(0,0,100,100);
}
秒、分、時
Processingではシステム(コンピュータのOS)に設定された時刻を取得することができます。
秒の取得は second()関数、分の取得は minute()関数、時の取得は hour()関数を使用します。
はじめに、second()関数を使ったコードを作成してみましょう。
void setup() {
size(600,200);
frameRate(60);
}
void draw() {
background(255);
int s = second();
int time = s*10;
line(time,0,time,400);
}
上のコードでは線のX座標をsecond()関数に対応させています。
それでは、second()関数に加えて、minute()関数とhour()関数を使ったコードを記述してみましょう。
void setup() {
size(600,200);
frameRate(60);
}
void draw() {
background(255);
int s = second()*10;
int m = minute()*50;
int h = hour()*50;
for(int i=0;i<600;i+=50){
line(i,0,i,200);
}
ellipse(s,50,20,20);
ellipse(m,100,20,20);
ellipse(h,150,20,20);
}
上のコードは、second()関数、minute()関数、hour()関数を使って、図形(円)で秒、分、時を表現しています。