変数について
変数とは、ある値をコンピュータのメモリに保存しておき、プログラムのなかで再利用できるようにするための仕組みです。
変数の作成
変数を作成するには、データ型、変数の名前、変数の値を考えて設定します。
変数を使う前には必ず変数の宣言をします。宣言とは、コンピュータのメモリにデータの値を格納する領域を確保することです。
変数の宣言をするためには格納する値にあったデータ型を定義し、名前を決めて値を設定します。
変数の宣言は以下のように記述します。
データ型 変数の名前 = 値;
例)
int x = 10;
上の例は以下のように記述することができます。
int x;
x = 10;
ある変数に格納できる値や種類はデータ型で指定します。データ型には以下のようなものがあります。
・整数(小数点以下のない数値を扱うデータ型 マイナスの値をとることができる)
・浮動小数点(小数点を扱えるデータ型)
・文字
・単語
・画像
・フォント など
変数には任意の名前を付けて設定をします。データの内容がわかりやすい名前を選んで設定しましょう。
変数を使った描画
それでは、変数を使って基本図形を描画してみましょう。
int d = 100; //変数の宣言
size(400,400);
ellipse(100,200,d,d);
ellipse(200,200,d,d);
ellipse(300,200,d,d);
上の例では1行目の int d = 100; にて変数の宣言が行われています。
int で整数のデータ型を定義し、変数の名前を d とし、変数 d に 100 という整数の値を代入しています。
変数を使うことで3つの円が同じ値を受け取ることができます。
練習課題06:変数を2つ作成し、x座標とy座標に変数を使用した4つの方形を描いてみましょう。